この記事では TypeScript の配列をループする方法について紹介します。
具体的なコード例を用いて for
文、for-of
文、Array.forEach
文の3つの方法を紹介します。
さらに、各ループ方法に関するポイントと実践的な例題もお届けします。
さっそく始めましょう!
まずは一番基本的な for 文を使ったループ方法を見てみましょう。
const numbers: number[] = [1, 2, 3, 4, 5];
for (let i = 0; i < numbers.length; i++) {
console.log(numbers[i]);
}
このコードでは numbers
という配列を定義して、for 文を使ってインデックス i
を0から配列の長さまで増やしながら、配列の各要素をコンソールに出力しています。
for 文は最も高速なループ方法であるため、パフォーマンスが重要な場面では for 文を選択することをおすすめします。
次に for-of 文を使ったループ方法です。
こちらはもっとシンプルで読みやすいですね。
const numbers: number[] = [1, 2, 3, 4, 5];
for (const number of numbers) {
console.log(number);
}
for-of 文では numbers
配列の各要素を直接取得し、number
という変数に格納してコンソールに出力しています。
for-of 文は可読性が高く、配列の要素に対して直接アクセスできるためコードが簡潔になります。
最後に紹介する Array.forEach 文を使った方法は、関数型プログラミングのスタイルに基づいています。
これは配列の要素に対して関数を適用する方法で、コードがよりシンプルで直感的になります。
const numbers: number[] = [1, 2, 3, 4, 5];
numbers.forEach((number) => {
console.log(number);
});
Array.forEach 文では numbers
配列に対してアロー関数を渡し各要素をコンソールに出力しています。
Array.forEach を使うと関数型プログラミングスタイルを採用でき、コードがより宣言的になります。
ただし、Array.forEach は for 文や for-of 文と比べるとパフォーマンスがやや劣る場合があるので、パフォーマンスが重要な場面では注意が必要です。
最後に実践的な例題として、配列内の偶数だけを抽出する処理を紹介します。
これによりループを使った実際の問題解決に役立つと思います!
const numbers: number[] = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10];
const evenNumbers: number[] = [];
for (const number of numbers) {
if (number % 2 === 0) {
evenNumbers.push(number);
}
}
console.log(evenNumbers); // [2, 4, 6, 8, 10]
このコードでは numbers
配列から偶数を見つけて evenNumbers
配列に追加しています。
次にfor-of文を使って、numbers
配列をループしています。
そして number % 2 === 0
という条件式を使用して、各要素が偶数かどうかを判定しています。
これで TypeScript の配列をループする方法、for 文、for-of 文、Array.forEach 文を学びました!
それぞれの方法には特徴があるので使い分けを意識してコードを書くことが大切です。
また、各ループ方法に関するパフォーマンスも考えられるとより優れた実装に繋がります。
TypeScriptの短絡評価の使い方「&&」「||」「??」の解説
TypeScriptのタイマー関数setTimeoutとsetIntervalの使い方
TypeScriptの多次元配列の使い方についてわかりやすく解説
TypeScriptでのタプルの使い方と実践テクニックを解説
TypeScriptのimport typeをわかりやすく解説
TypeScriptの配列やオブジェクトのソート完全ガイド
TypeScriptコメントアウトの使い方 完全ガイド
TypeScriptのオブジェクトとプロパティの存在チェック完全ガイド
TypeScriptで即時関数を使う方法を解説!基本から実践的な使い方まで